旭岳(あさひだけ)は北海道上川郡東川町にある火山。
大雪山連峰の主峰で、北海道最高峰(標高は2,291m)。従来2,290mとされていたが、2008年国土地理院により2,291mに改定された。
東川町の旭岳温泉から姿見の池(標高1,600m)まではロープウェイで結ばれており多くの登山者が訪れる。
姿見の池散策路周辺で見られる高山植物は本州では3,000m級の山にしかないような貴重な植物を見ることができます。
山頂までの登山道はガレキノ世界へと変わり非常に滑りやすい。とくに頂上付近は急坂の岩場が続く。
高山であることから、天候の急変に備えた装備は必要で今年(2008年)も9月に死亡事故が発生しています。
姿見駅から旭岳の麓に噴煙をあげている爆裂火口の右手に小さな小屋が見えます。この旭岳石室の前にあるのが姿見の池。
登山をせずに、ここ旭平周辺散策路のみを回るには1時間前後(一周約1.7㎞)でまたロープウェイまで戻って来られますが、やはり素晴らしい景色を楽しみたいものです。時間を気にせずゆとりの散策が一番です。
【旭岳温泉の歴史】
旭岳温泉は、大正3年(1914年)に、阿久津啓吉が温泉の湧出を発見してから始まります。この地域はかつて勇駒別と呼ばれていて、アイヌ語で「湯に向かってゆく川」という意味があり、古くから温泉が湧出していたことが伺えます。また、現在でも、勇駒別川周辺からは、あちこちで温泉が湧出していて、大雪山の自然の息吹を感じ取れます。
(※ひがしかわ道草情報 より)
泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム硫酸塩、無色透明。
湯温:約47~51℃。
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩
一足早い紅葉をお目当てに本州からお越しになる方々も多く、中でも人気スポットは旭岳・黒岳を始めとする大雪山系の紅葉です。
撮影日:2008年09月11日、15日
※ 旭岳登山スライドショー(2008-09-15)